【Amazon】 アマゾンって実際のところいくら儲けてんの？

アマゾンさんウハウハですね

当ブログでも、アマゾンとジャバリ推奨、アマ攻略ネタも提供していたりと、売上に微々たる数字ですが加担しているわけで。

企業としては強引ぶりが目に余るし、法人税納めてないような海外企業に肩入れするのも癪ですが、それに便利さが勝っており、個人的にはもう負けを認めています。

ソース ： Amazon.com、日本での売上高を初公表、昨年7300億円、国内小売業有数の規模に

ちょっと前にニュースになりますが、アマゾンの日本での2012年の年間売上が、Amazon.comが米国証券取引委員会（SEC）に提出した年次報告書から78億ドル（7,300億円）と明らかになったもよう。

Amazon.comの日本での売上高は、他地域と同様に拡大を続けており、2012年は前年比18.6％増となった。同社全体の売上高は同27％増の610億9300万ドル（約5兆7400億円）で、日本はその1割強（12.8％）に相当する。

アマゾンにとっても日本は重要な位置付けです。日本での売上は50.25億ドル（2010）→67.56億ドル（2011）→78億ドル（2012）と近年上昇一方。日本での小売業界全体で見ても上位に入るという。儲けてますなあ。

ユーザーにとっての送料と時間の問題がクリアになったら敵なし

送料の問題

店舗で見てネットで買うのを「ショールーミング」と言うそうです。思い返せば最近の自分の買い物もこのパターンだらけです。

消費者にとって「送料」がかかることはネック。その送料が無料で負担がないことで、アマゾンの優位性は増すばかりです。「あわせ買い対象」というまとめて2,500円以上じゃないと送料無料にならない商品も増え、問答無用の「全品送料無料」からは改悪されてしまいましたが。

先日の楽天のセールなどで複数店舗での購入推奨の施策を考えても、やはり送料だけでかなりの金額になり、送料が購入の際のネックになっているのは明白です。

靴や洋服などにいたっては「返品受付可」「返品送料無料」というリアル店舗真っ青なサービスをアマゾンは提供中。全サイズ取り寄せて試着してサイズ違いだけ送り返すという、実店舗の存在価値ってなんだろう？って販売員が頭抱えてしまう自宅ショップの状況を作り出せます。

時間の問題

もうひとつのネック、ユーザー側にとって最も大切な「時間」の問題もクリアになりつつあり。

「欲しいと思ったときにすぐに手に入れられない」というのはネットショッピングにつきものの問題です。

アマゾンの場合は、プライム会員となり年会費を払うことにより当日お届け便が使用可能になるなど、手元へ届くまでの時間間隔の短縮化といったサービスも拡充中。アマゾンの優位性は不動のものへとなりつつあるのが現状です。

そういった従来のネットショッピングのユーザーにとっての不便な部分を、取扱量を盾に取って粛々とクリアにし、ユーザーにとってメリットしかない形にしてゆく。その姿勢が、78億ドルという日本での売上に繋がり、従来の小売を駆逐してるわけです。

とはいえ日本勢も頑張ってます

先日、夜11時頃に同じタイミングでアマゾンとヨドバシ.comで商品を注文。びっくりしたのは、なんとヨドバシはその翌朝9時に手元に届くという早業。注文から手元に来るまでほぼ寝ている間の10時間。真夜中に物流センター動いて発送してんのか、すごいな、ヨドバシ。

アマはお急ぎ便使っても翌日夕方着でした。アマの商品到着がのんきに見えてしまう不思議。アマが霞むスピード感はとにかく素晴らしいです。ヨドバシは本の取り扱いも始めましたしこれからに期待大です。

使ったことないけど、ヤマダも当日お届けサービスやり始めてます。よくわからんけど販売員が自宅で商品の説明してくれるとか？

まだまだネット通販の市場規模は増すと言われています。ユーザーの不便をどこまでクリアにすることができるか。現状は時間短縮戦争が一番激しいようですが、今後の流れがどうなっていくのか非常に興味深いです。

小売実店舗にはホントたまったもんじゃないですが、店舗は店舗の良い面を生かしてうまく共存していって欲しいものです。