チペワ 6インチプレーンブーツ ＃97061 コードバン 履き込みレビューその１

皆さん素晴らしいブーツの育て方しているので自分の出すのもどうかと思うのですが、こういうブログを始めてしまった手前、ちょっとずつ載せていこうかなと思います。

2011年の11月に購入し、そこから丸5ヶ月履いた2012年4月時点のチペワ 6インチプレーンブーツ #97061です。

購入する前、寝ても覚めて「チペワチペワ・・・」と嫁に「うるさい」と言われるくらい、＃97062とどっちにするか迷いました。しかし、＃97062は雨の染みなどで気を遣うのも嫌でしたし、中から汗染みが出た時に目立つのでは？という恐れもあったので＃97061にしてみました。

この「コードバン」と言われているマテリアルがコードバンではなく、単なる「コードバンな色（？）という牛革」は2008-2009年のシーズンからデビューしたものです。近年発売のものなので、エイジングの情報がネット上に少なく、どんな感じに育つのかな？という興味が先立った結果でもあります。

最初は硬めだった革も馴染み、特に足首のところが馴染んでからは足捌きが楽になりました。履いた当初は足に当たって痛いのかなと覚悟していたのですが、私の場合はそんなことも特になく杞憂に終わりました。

またずっとインソール入りのチペワを履いてきたので、インソールなしはかなり心配だったのですが慣れると何てことありません。確かに地面の堅さダイレクト感は否定しませんが、足型にコルクが沈んで履き心地が安定しているのでむしろこのしっかりグリップする感覚は気に入っています。

かかとの安定感が少し物足りなくて「ハーフサイズ大きかったのかな？」とインソールを試行錯誤した時期もありました。これは私の足の形状によるものでしょうが、インソールによりかかとが安定しても甲が圧迫されるので足が余計疲れる結果になってしまい、結局今はなしで履いてます。いろいろ試したインソールについてはまた後日別で書くつもりです。

履く頻度は週2～3回。手入れは履くたびのブラッシングと、月1回のデリケートクリーム（ブートブラック）。ミンクオイルだとくすんだ感じになるので、ミンクオイルは引っ込めて、以降はデリケートクリームのみで行っています。

ワークブーツ光らせるのって・・・と言われそうですが、この革は光らせたほうがかっこいい気がします。ほこりっぽいところ行くとすぐに汚れて目立つのが難点ではありますが。コバの明るい色が嫌だったのでオイルをコバに塗り込んで色を落ち着かせていますが、まだまだ。

この写真ではシューキーパー入っているので履き皺は伸びてしまっています。しかしこのモデル、標準装備のシューレースがムダに長い。

左足のヒール部分の縫い目が思いっきり斜めっていてアシンメトリーだったりと、チペワクオリティのなかなかの雑な作りではあります。日本製だとこうはならない。これも味です。

写真にもはっきり出ていますが、この個体、ヒールとタンの部分の革の色とその他の革の色が全然違います。けっこうなツートンカラー。店頭にある同じモデルを見比べてもここまで色の違いがあるものを見かけたことがありません。なんとなくそこも気に入っているところです。

桜も咲いてぼちぼちシーズンオフ。ゴールデンウィークくらいには下駄箱行きかとは思いますが、また機会を見て育ち具合をご報告していきます。

できれば皆さんのチペワもこのブログで紹介していけたら素敵だな、と思っています。ブーツの魅力って履き込みなエイジングだと思うので、そんなチペワを持ち寄って掲載できたら理想的です。

しかしながら、写真を複数枚添付して送れる無料のメールフォームサービスが見つからない・・・ちょっと勉強してまた準備が整ったら改めて告知します。そのときはぜひあなたのチペワをご紹介ください。よろしくお願い致します。