チペワの手入れをしてみよう （ポリッシャブルレザー編）

涼しくなってきたら、このブログのアクセスも増えてきました (*ﾟ▽ﾟ)ﾉ 　皆さんブーツの存在を思い出したかのように。

私は本日ブーツ解禁としました。ついでに夏なのでやめてたヘビーオンスのレプリカジーンズも一緒に解禁です。夏の間は日和ってライトオンスなヌーディージーンズなんぞを履いてました。もう30越えたら根性履きなんて無理ですって。

昨年からジーンズはSTUDIO D’ARTISAN（ステュディオ・ダ・ルチザン）のSD-105を育て中。わかってはいたけどこれ、全然色落ち進まんのであります。

チペワのブーツのメンテナンスしますね

夏の間はお休みで仕舞い込んでいたブーツを取り出しクリームを入れます。靴のメンテナンスしてる時は幸せな時間。「また靴磨いてる・・・」　妻の嫌味もブーツへクリームと一緒に塗り込まれ　ε= (´∞｀ ) ﾊｧｰ

今回は私のいつもやっているメンテナンス方法を解説しようと思います。メンテナンス方法はいろいろ試しましたが、ただいまのメインのチペワ 6インチプレーンブーツ コードバン #97061は以下の方法で落ち着いています。ワークブーツなのでそんなに気を使っても、というのもありますのでけっこうテキトーです。

１.　固く絞った雑巾で拭く

まずブラシでほこりを落として・・・とシューケアの教科書には書いてありますが、めんどくさいので割愛。次にレザークリーナーで・・・というのも無視。

レザークリーナーは一応ケアキットとして揃えていますが、革を傷めるというのを聞いてから使うのは控えるようになりました。相当汚れている時にしか使いません。レザークリーナーって値が張りますし、まずは基本この雑巾クリーニングです。

いらなくなったTシャツやらタオルやらを適当に切って雑巾代わりに。水でぬらして固く絞ります。それで靴の中から外、最後はソールの裏まで全部拭いて汚れを落とします。ゴシゴシやって問題なし。ウェルトの部分なども念入りに。拭き終わった雑巾は洗ったり干したりするのが面倒なのでお役ごめん、ゴミ箱行きです。

ブーツ左手に持って、右手に雑巾持って、カメラで写真が撮れんっ！　玄関先で何をひとりであたふたしてるんだか・・・（;´▽｀A“

しばらく乾燥させるためにすっぴんで放置します。数時間～半日。

２.　クリーム入れ

チペワのコードバン（という名の牛革）はオイルドレザーではなくポリッシャブルレザーの部類。光らすのがかっこいいと思うので、くすんでしまうミンクオイルは避けます。保革と艶出し効果、双方の効果のあるクリームが有効です。

私が最近使っているのは写真左のブートブラックの無色シュークリーム。特に補色を考えていないので今のところこれを使っています。補色が必要であればブーツのカラーに合ったクリームを。このシュークリームは革小物や革鞄などにも多用しており、重宝している万能選手です。

適当な布で円を描くように塗りこみます。コバを落ち着かせるためにコバにもクリーム入れてます。浸透させるため、しばらくまた放置。数時間～半日。時間なければすぐ3の手順へワープ！

写真右のJEWELのブーツクリームはレッドウィングのブーツクリームなどと比較すると艶出し感がイマイチなので最近は出番なく眠ってます。ABCマートでイチ押し（ゴリ押し？）のブーツクリームですが、JEWELは使えんのでもう二度と買わないと決めました。でも捨てるのはもったいないので減らすために無理やりコバに入れて使ったりしている貧乏性。

そういえば昔、雑誌に「靴のインソールの革までクリーム入れるべし」って書いてあったけどべとべとになるんちゃうか、と怖くてやったことありません。皆さんどうされているんでしょうか。

３.　ブラッシングと磨き

浸透&磨き上げのブラッシング。クリームが残っているようなら布で拭き取ります。

ブラシを靴の色ごとに分けて準備するのがいいのでしょうがそんなに置き場所もないので、ビジネスシューズもブーツも一緒くたのこの馬毛ブラシです。さすがに色の薄い靴には使いません。気が済むまでしゃしゃっと。これで光沢が出るのでこの段階で終了でも問題なし。

個人的にはどうも「ブラッシングで磨く」というのがピンとこない派なので、仕上げ磨きは布使って別工程です。

服を買った時に店員さんが商品を最初に白い袋に包んで次にショッピングバッグに入れてくれるんですが、その最初の白い化繊っぽい薄い袋（わかりますかね？これ正式名称なんて言うんだろ？）を適当な大きさに切って、それで仕上げの乾拭き磨きをかけてます。

ビジネスシューズもこの方法で仕上げてますが、これ使うと光り方が綺麗なような気がします。ストッキングがいいとか諸説ありますが、お金かからないしエコだしこの方法に落ち着いています。磨きが終われば、これも雑巾同様ゴミ箱行きで楽チン。

最後にシューレースを通しておしまい。シューレース買い替えようと思いつつ、買ってないや。

通常時は、気が向いた時のブラッシングだけ。これを続けると銀面の凸凹がならされて光沢が出てくるそう。クリーム入れは1ヶ月に1回くらいの頻度でやってます。

最初にクリーニングする用の布、クリーム、クリームのばし兼磨きの布、横着するならそれだけで十分です。あとはいろいろ試して必要なら準備するような感じで良いと思います。

メンテナンスにはいろいろな方法があり、どれがいいとか悪いとかいろんなこと言う人がいて、それぞれてんでバラバラなので完全に正解ってないような気がします。

その靴により個性があって、素材や形次第でメンテナンス方法も変化します。道具揃えるコストや手間やらを天秤にかけて、自分がかけられる労力の範囲内で気に入った方法を見つけて気負わずぼちぼちやるのがベスト。別にメンテナンスせずに靴をそのまま放置したって傷みはするけど、靴が腐るわけでもないですしね。

ネタが切れたら、基本的には手順が何ら変わらないのですがメンテナンスのオイルドレザー編をそのうち書きます。

それでは皆さんにとっても良いブーツシーズンでありますことを願って。

【後日追記】
メンテナンスネタの続編：チペワの手入れをしてみよう（オイルドレザー編）をアップしました。もしよろしかったら続けてご覧くださいｍ(_ _)ｍ